祈願祭

 神社の本殿にねりの人々が入ると、神主さんが祝詞をあげます。この神事の名前はミニコミ誌には「祈願祭」となっていました。

 次に「ミコの舞」が奉納されます。男装束なので巫女と云うより神子でしょうか。舞う人は、今年はねりの時に天狗の面をつけていた「ヨキチさんのせがれ」さんでしたが、このように兼任することは珍しいそうです。

 舞が終わるともう一度祝詞があげられました。

 剣の準備をする若者達の横で、煮物が配られました。「縁起物ですから」と勧められ、おいしく頂きました。

 本殿の横ではお菓子が配られるので子供も大人も行列です。配られたお菓子の袋には、「御宝銭」というものが入っています。中に10円硬貨。包みの表には「鷺沼八剣神社 御宝銭」、○で囲んだ赤字の福という印が捺してあります。包みの折り目を開くと祭りについての説明が書かれています。

----- 印刷物の文面 -----

 鷺沼地区に伝わる奇祭で、今から三百有余年も前から続いています。白装束の八人の若者が、長さ二メートル近くもある鉾を持って、悪事、災難、逃れますようにと言いながら、各氏子の家々を土足で上がり駆け巡る、悪霊、災難を追い払う、神事で、毎年三月一日に行う祭で「剣」として氏子に崇敬されています。

集合 ねり 祈願祭 辻切り 宿 祭の夜 いわれ 参考文献

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